2015年11月18日水曜日

才能を活かすには? 才能とは何なのか? その1

「やってやれないことはない」の根性で突き進むことで結果が出ていたのに、2010年のあるとき、壁に当たったのです。



人はそれぞれ、潜在的に〈才能〉を持って生まれています。
 
〈才能を活かす〉ことが、これからの時代の〈鍵〉だと私は確信しています。
 
しかし、実は私はもともと、根性論と努力と積み重ねで長くやってきました。
 
私自身、生まれ持った素質が、個性學の分析によると「大物志向 – 努力」というタイプ。
 
つまりは、ストイックに自分をギリギリまで追い詰めて「やってやれないことはない」
の根性で突き進む素質を持っています。
 
ところが、今から5年前の2010年のあるとき、壁に当たったのです。
 
一人や、ビジネスパートナーと経営をしている時は、これが、最高にプラスに働くのですが、
スタッフを雇用始めたときに、突然マイナスに働き始めたのです。
 
「自分に厳しく、ストイック。時間と寝食を忘れてどこまでもプロ志向で追い求める性質」で
成果を出してきた私は、ついスタッフにもそれを求めてしまっていました。
 
当然、スタッフに厳しく当たってしまい、求める基準も高くて、スタッフが疲弊していって
しまったのです。
 
「何かが違っている」と思った私は、数ヶ月間も答えを探し求めていました。しかし、なかなか
見つからず、半分この問題から離れていました。
 
そんなある日、ふと予定なく本屋に行ったのです。買いたい本もなかったので、
 
ビジネス書のコーナーに行って、目をつぶって、「今の私に必要な本を教えてほしい」と
願ってから、ゆっくり目を開けたのです。
 
その時に、目に飛び込んで来た本がこの本です。忘れもしない光景でした。
 
なぜか背表紙だけで、「これだ!」と分かりました。




「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」
 
マーカス バッキンガム (著), ドナルド・O. クリフトン (著),田口 俊樹 (翻訳)
日本経済新聞出版社 (2001年)
 
 
(この本は、少し難しい表現が多いので、本を読むのが苦手な方は、後述の本がおすすめです)
 
 
本の内容に衝撃を受けました。
本を買うだけで、5つの強み(才能)が分かるインターネットテストがついてきます。
(40分くらいかかります)
 
その内容にも衝撃を受けました。
 
「え? 人ってこれほど違うの?」
「コンプレックスと思っていたことが才能だった!?」
「あのときうまくいったのは、この才能を使ったからだ!」
 
これまでの謎がパラパラと解けていきました。
 
そして、すぐにスタッフに受けてもらって配置換えをしました。
 
その時は、私自身がずいぶん楽になったのを覚えています。(スタッフもそうだったかもしれません)
 
 
でも、ここで話は終わらないのです。ある意味、ここから私の新しい人生が動き始めました。
 
もともとエンジニアである私は探究心が人一倍強く(これも才能の一つになります)
確実にマスターするまで、理解を進めていきました。
 
一週間もしないうちに、ある取引先の方がふらっと来社されて、「ぜひこれをチームに提供してほしい」
ということになり、急遽、才能のテストとその内容を説明することになりました。
 
それは、説明で終わらずに、最初のクライアント様から「衝撃の気づき」を与える時間になりました。
 
とても評判がよく「ぜひメニューにしてほしい」とのご要望をすぐにいただき、
1ヶ月少しで100名以上の方に、「ストレングスファインダー リーディング」として
提供させていただきました。
 
当時は、コーチングというものも知らなかったので、ただただ、分かりやすく説明をしていくこと、
「それは才能なんだよ」と自覚してもらうことに集中していくことで、
 
「新しい視点」と「新しい気づき」を与えることはできていたように思います。
 
ほとんどの方が、目からウロコが落ちて、感動して涙される方もいたり、
自信に満ちたお顔になられる方もいました。
 
そのとき私は自分の才能を発見することになりました。
 
「分かりやすく体型的に教えること」
「相手が腑に落ちるように説明できること」
「コーチングに向いている声であること」
 
特に自分の声は、聞きづらく、通らない声なので、コンプレックスでした。
 
でも、あるときクライアント様から「声が安心できる」「やわらかくて、すっと入ってくる」
と言っていただいたのです。
 
「そうか! コンプレックスだったけど、この声はコーチングや少人数のレクチャーには才能として
活かせるんだ!」と気づいたのです。
 
そして、何より教えること、気づきを与えることが「楽しい!」と思えたのです。
 
そこから私は、教えること2割、経営8割に切り替えました。
教えることはとても楽しく、そして評価も高いことに気がつきました。
 
それが、2015年の今、共育トレーニング会社を設立して9割が講師、トレーニング、コーチングに
集中していることに繋がっていくとは、当時は思いもよりませんでした。
 
 
こんな経緯で、私は自分の才能と、数百人のクライアント様の才能と出逢わせていただく中で、
ある想いが高まっていきました。それは、
 
「ほとんどの人は、才能に気がついていない」
 
「才能を活かすことで、どれほど組織の生産性が高まり、それぞれの役割で、楽しく仕事ができるだろうか」
 
と。
 
 
ちなみに、世界でも優秀と言われる(と思っている?)日本人ですが1人当たりの「労働生産性」
つまり、〈どれだけチームで効率よく成果が出ているのか〉は世界のOECD加盟国である34カ国のうち、
何位くらいだと思われますか?
 
5位くらい? 8位くらい? 実は何と18位。
 
ベルギー、ドイツ、イギリス、フランスより下回っていて米国の7割程度です。
 
公益財団法人 日本生産性本部 統計データ

 

ここからわかるように、私たちは日本人はチームのかけ算があまり得意ではないということです。
 
でも、逆に言えばまだまだ伸びしろがあるということとも言えます。
 
 
では、そもそも〈才能〉とは何でしょう?
 
このつづきは〈その2〉へ。
 
ーーー
 
アースエレメントの共育プログラムは、
 
・ストレングスファインダー
ウェルスダイナミクス
個性學
独自研究のメソッド
 
を組み合わせて、あなた自身も気がついていない「あなたの才能」を発見し、
それを、価値に変え組織や顧客に提供して、キャッシュに変えるところまでをサポートしています。
 
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〈参考〉こちらの本もテストのコードがついてます。
 
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
 
トム・ラス (著), バリー・コンチー (著), 田口 俊樹 (翻訳), 加藤 万里子 (翻訳)
日本経済新聞出版社 (2013年)
 
 

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